「最近、聞き返しが多くなった…?」と思ったら読む補聴器特集
(更新)
補聴器を嫌がる理由と、それを乗り越える家族の伝え方・サポートの工夫を紹介します。
「最近、親の耳が遠くなってきたけれど、補聴器をすすめても嫌がる…」
そんなお悩みを持つご家族は少なくありません。特に男性や高齢の方には「まだ大丈夫」「補聴器は恥ずかしい」と抵抗感を示す方が多いものです。
しかし、そのまま放置すると会話や人付き合いが減り、生活の質が下がるだけでなく、認知症リスクの上昇にもつながるといわれています。
今回は、補聴器を嫌がる理由と、家族ができる上手な伝え方・サポート方法を紹介します。


この記事の作成にあたり、
認定補聴器専門店 タカダ補聴器さんにご協力頂きました。
【この記事を監修した人】
タカダ補聴器専門店
認定補聴器技能者 髙田 嗣久
補聴器歴40年以上(1985年より)
認定補聴器技能者(1999年より)
東京での専門研修を経て、補聴器相談や調整に携わってきたベテラン技術者です。
特に男性に多いのが「まだ大丈夫」「自分はそんな年じゃない」という気持ちです。眼鏡や老眼鏡と同じで、加齢による変化を受け入れにくい心理が働きます。
「耳に補聴器をつけると年寄りに見えるのでは…」と気にする方もいます。最近は小型で目立ちにくいタイプも増えていますが、昔の大きな補聴器のイメージが残っている方には抵抗感が強い傾向があります。
補聴器は「何十万円もする贅沢品」と思われがちですが、実際の平均購入価格は10~20万円台です。
さらに「補聴器 補助金」という検索が多いように、自治体によっては購入助成がある場合もあります。小樽市でも重度難聴者に限り補助が用意されており、全国的に制度を設ける自治体は増えています。
▶補聴器の価格や種類について詳しくは、補聴器の価格と種類まとめ記事 をご覧ください。

聞き返しが増えると会話がスムーズにいかず、人との関わりを避けがちになります。結果として社会活動や趣味への参加が減り、孤立しやすくなります。
難聴を放置すると、脳が音と言葉を区別する力が弱まり、補聴器をつけても聞き取りづらい状態になってしまいます。
研究では「難聴は認知症のリスク要因のひとつ」とされています。聞こえを改善することは、心身の健康維持にもつながります。

「補聴器を買いなさい」ではなく、「心配だから一緒に相談に行こう」と伝えることで、本人の気持ちに寄り添えます。
「お孫さんともっと会話を楽しみたいよね」と伝えると、前向きに受け入れやすくなります。孫世代の存在は大きな後押しになります。
「聞こえないから仕方なく」ではなく、「補聴器があれば趣味や友人との会話がもっと楽しめる」と伝えるのが効果的です。
補聴器は購入前に1~2週間の試聴が可能です。ハードルを下げ、「まずは体験してみよう」という提案が有効です。
▶実際の相談から購入までの流れは ご相談~購入までの流れ で詳しく紹介しています。

補聴器は「無理に押し付けるもの」ではなく、「体験すれば良さに気づくもの」なのです。

補聴器は「老いの象徴」ではなく、生活を豊かにするツールです。
そして、本人の意思だけでなく家族のサポートが成功のカギ。
「嫌がるから…」と諦めず、まずは一緒に相談や試聴に同伴してあげてください。
ご家族の一歩が、大切な人の人生をより豊かにします。

「補聴器の価格について知りたい」「自分に合った補聴器を試したい」など、まずはお気軽にご相談ください。
を通じて、一人ひとりに合った解決方法をご提案しています。
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

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