地元暮らしをちょっぴり楽しくするようなオリジナル情報なら、小樽の地域情報サイト「まいぷれ」!
文字サイズ文字を小さくする文字を大きくする

小樽の地域情報サイト「まいぷれ」

小樽市(小樽市・余市町・倶知安町・仁木町・赤井川村)エリア選択

共感と熱意から始まる兼業マッチング「ふるさと兼業」

北海道小樽市の文化財「徳源寺」の挑戦! 歴史ある寺院から小樽観光の新たなランドマークへと変換し、「お寺をもっと身近に」という住職の想いを実現したい

【ふるさと兼業】プロジェクト参加者募集!

ふるさと兼業とは?

『ふるさと兼業』は、愛する地域や共感する事業に
プロジェクト単位でコミットできる兼業プラットフォームです。

 

プロボノや兼業、パラレルキャリアという言葉が当たり前に使われ始めるなか、
都会で生活しながら地域に関わる、
大手企業で活躍しながらNPOや中小企業、ベンチャー企業に関わる、
そんな新たな選択肢を提案しています。

 

自分自身の地元や大好きな町、魅力的なリターンや共感する事業に寄付をする『ふるさと納税』のように、
”スキルや技術、経験”を投資できる場にしたい。そんな思いで『ふるさと兼業』と名付けられました。

 

プロジェクトについて

地域社会における「お寺」の役割と課題

 

曹洞宗 徳源寺について

 

徳源寺は、1862年(文久2年)に小樽市塩谷に創建された曹洞宗の寺院です。創建以来小樽市の歴史と共に成長し、地域社会の一部としてその歴史を紡いできました。小樽市は江戸末期から明治末期にかけて、「北前船」の寄港地として繁栄しました。この時代において小樽市は、北海道における経済的および文化的な中心地としての役割を果たしていたのです。

 

徳源寺には、海上安全を願う船絵馬や北前船によってもたらされた文化財が今も残されています。これらの文化財は小樽市の海運の歴史の証であり、私たちの寺院がその歴史を守り続けていることを示しています。

徳源寺は開創以来160年以上にわたり、地域のコミュニティ拠点として重要な役割を果たしてきました。現在の住職が子供の頃、お寺は地域住民が集まる活気ある場所でした。しかし、現在では徳源寺を含む地域のお寺が、若い世代とのつながりの希薄化など、複数の課題に直面しています。ライフスタイルや家族構成の変化に伴い、葬儀や法事といった供養がお寺の主な役割となっていますが、コミュニティ拠点としての側面は後退しており、伝統継承にも影響を及ぼしかねないと危惧しています。

 

これらの課題に対応するため、新しいコミュニケーション手法の採用、地域社会との協力強化、文化活動やプログラムの充実が必要です。私たちは「お寺をもっと身近に」をコンセプトに新しいお寺のあり方を構築し、長い歴史を誇るこの地の文化と伝統を維持し続けたいと考えています。

現在の取り組み

昨年、徳源寺十代目となる住職に代替わりし、これらの課題を解決し、地域社会とのつながりを強化し、多彩な層に対応するため様々な取り組みを行ってきました。

 

寺院のスペースを地域活動の場として提供   

ヨガやピラティスといった健康促進活動を行う団体や個人に対して、施設の貸出を行っています。お寺の落ち着いた雰囲気はヨガやピラティスと相性が良く大変好評いただきました。

お寺deマルシェの開催

「いろんな人にお寺に来てもらいたい」という住職の想いからマルシェを開催しました。手作り雑貨や焼菓子、地元で採れた野菜の販売のほか、子ども向けのワークショップを行ったりキッチンカーも参加し地域の方に楽しんでもらえるイベントになりました。

坐禅体験プランの販売

地元の旅行会社と提携して坐禅体験プランを作りました。寺院内の文化財を見学した後、坐禅体験をしてもらう内容で希望者には警策(きょうさく)で肩を叩きもします。体験した方々からは「心が整った」「リフレッシュ出来て楽しかった」とご好評をいただきました。

 

【プロジェクト】お寺に足を運んでもらう仕組み作り

ゼロベースで多くの方にお寺に足を運んでもらう仕組み作りを行っていきたいと考えています。

また、坐禅体験プログラムは参加者から大変好評をいただいているのですが、まだ利用者が少ないためプログラム内容のブラッシュアップもしていきたいです。

 

坐禅体験の課題は以下の通りです。

 

1.坐禅体験プログラムの周知不足

現在は地元の旅行会社のWEBサイトから坐禅体験プログラムの申し込みを受け付けていますが、他の旅行商品取り扱い事業者などの利用も検討したいと考えています。

 

2.プログラムの高付加価値化

現在は寺院内の見学と座禅体験という内容ですが、さらに付加価値を加えて独自性と魅力を高めていきたいです。

 

3.外国人旅行者に向けたサービスの周知

小樽市は海外からの旅行者も多いため、外国の方に向けても発信をしていきたいのですが、宣伝方法が不明瞭なため、多くの外国人観光客への周知方法を確立したいです。

 

但し、坐禅体験プログラムに固執しているわけではなく、お寺にたくさんの方が訪れてくれる新たなプログラムのアイデアがあればぜひご意見をください!

プロジェクトが目指すこと

このプロジェクトを通じて、この寺院が文化的、教育的、社会的な結びつきを強化する地域コミュニティの核となることを目指しています。具体的には、徳源寺は地元の住民、特に若い世代との関わりを深め、伝統的な価値観と現代の生活スタイルをつなぐ役割を果たしたいと考えています。この過程で、小樽市の文化遺産を守りつつ、新しい文化活動を創出し、市の歴史と未来を結びつける重要な役割を担いたいと思っています。

 

さらに、地元経済の活性化にも積極的に貢献したいと考えています。小樽市を訪れる国内外の観光客に対して、魅力的な文化体験を提供し、観光産業の発展に寄与したいです。徳源寺は、文化的なイベントや教育プログラムを通じて、地域社会の絆を促進し、小樽市の多様な魅力を国内外に発信することで、市の国際的な認知度の向上にも貢献したいと願っています。

 

この長期的なビジョンを実現することで、徳源寺は単なる宗教的な場所に留まらず、地域社会の発展に不可欠な文化的、社会的な存在として小樽市に深く根ざすことを望んでいます。これにより、小樽市全体の発展を促し、地域住民の生活の質の向上に寄与したいと思っています。

プロジェクトゴール

1. 多くの地元の方や観光客がお寺に訪れるプログラムの確立

2. 1.で出来たプログラムのマーケティング戦略を策定し実践できていること

3. 1.2.によって徳源寺の魅力を広め、月間訪問者数を現在の数値から10%増加させること

プロジェクトパートナー

曹洞宗徳源寺 住職 吉田 敬徳

昨年11月に先代から住職を受け継ぐ。住職の仕事の傍ら、生まれ育った小樽に貢献したいと地域活性化の事業に積極的にかかわる。 また二男二女の父親として小樽市の教育委員も本年から努めている。

私が子どもの頃、お寺は地域の皆さんと共に賑やかな時間を過ごす場所でした。しかし、現在その役割は変化しています。今回のプロジェクトを通じて、徳源寺が単なる歴史的な文化財に留まらず、新たな地域のランドマークとしての役割も果たすことを期待しています。このプロジェクトに共感していただき、共に成長し、具体的な成果を創出することができる方とのご縁を心から願っています。

ふるさと兼業について詳しく知りたい方は下記リンクからご確認ください。

 

「ふるさと兼業」を活用し、ビジネスの可能性を広げませんか?

ふるさと兼業についてのお問い合わせは下記フォームからお願いします。

 

お問い合わせフォーム

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。