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【潜入!】まいぷれ小樽編集部が行く!

ウイングベイ小樽の廊下で展示会!?「小樽を変えた7日展」に突撃!

小樽の歴史を伝える展示会が開催されると聞き、編集部が取材してきたのでご紹介します!

展示内容

小樽市が現代に至るまでの特別な7日間が、写真や解説と共にパネルで紹介されています。例えば、1906年8月20日は日本銀行小樽出張所が支店に昇格した日として、「日本銀行に選ばれた街」というタイトルで展示。解説では、日本銀行が北海道に進出した歴史や、支店昇格までの流れ、建造した人物などが紹介されています。

このような構成で6枚のパネルが展示され、最後の1枚は5月中旬に追加されるようです。

詳しい内容を企画したメンバーに聞いてきました!

 

編集部:なぜこの展示会をやろうと思ったのですか?

 

盛合さん:小樽の歴史はとっても面白いのですが、特に若い世代にその面白さが届いていない気がするんです。例えば、防波堤と小樽運河はどっちが先に完成したか? 倉庫群と銀行街の形成はどっちが先か? 港の発展と鉄道の開通はどちらが先か? 恥ずかしながら、自分自身もこの順番を理解できたのは最近です。

 

小樽では、いくつもの物語が折り重なって重厚なストーリーとなり、文化庁が定める日本遺産にも認定されています。しかし構成文化財なども多く、全体のストーリーを把握しようとすると少し苦労する気がしました。そこで、複雑に絡み合う線を一旦ほどいて、点として7日間を切り取り、そこに強烈に惹かれてから前後にも関心を持つ、そんな流れを作りたいと考えました。

 

恋愛と同じで、その人に興味が沸くからこそ出身地や背景、そして現在の交友関係や趣味を知りたくなる。線より先に点に惚れる。そんな感じです。

編集部:なぜこの7日間を選んだのでしょうか?

 

盛合さん:独断と偏見です(笑) 元々は「小樽を変えた31日展」を考えていましたが、7日間のパネルを作るだけでもとっても大変だったので、31日は無謀でした。

 

イベント会場に掲示しているQRコードでは、感想と一緒に「あなたが思う小樽を変えた日」を集めています。資金とネタが集まれば、集まった意見を反映させたパワーアップした展示会を年内にやりたいと考えています。

編集部:全体の構成やデザインがオシャレに感じました、制作の狙いは?

 

原部さん:この場所から見える青い海と白い船。気持ちのよい風景を展示空間まで取り込むことを意識しました。また、全体を通して既存の白い壁面を生かすような計画にしています。

 

会期中に何度もこのウェーブストリートに来て楽しんでもらえるような仕掛けを考えています。ぜひ何度も来て、発見してみてください。

写真左:HiNAさん(油彩画家) 写真右:SAHO HARABEさん(デザイナー)

最後に一言お願いします

2022年3月15日に同人誌RAINを創刊、それをきっかけに歴史や文化を題材にした表現を続けたいと思い、テオプロジェクトというアート集団を作りました。今回は雑誌の売上から制作費を捻出し、ウイングベイ小樽のご担当者にも賛同していただき、低価格で会場をお借りすることが出来ました。

 

防波堤の完成、鉄道の開通、小樽運河の完成と保存運動など、小樽の歴史はもはや語り尽くされていますが、それでも若者には届いていないという側面があると思います。今後も、発信方法を工夫しながら、小樽の魅力を発信するアート企画を考えていきたいと思います。(盛合さん)

 

小樽を変えた7日展

会場:ウイングベイ小樽4F・ウエーブストリート

時期:2022/4/28~2022/5/28

主催:テオプロジェクト -Theodorus Project-

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

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