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【潜入!】まいぷれ小樽編集部が行く!

商大生が起業!? グランドオープンを控えたゲストハウスに潜入取材!

小樽商大生が立ち上げたベンチャー企業が、小樽の課題を解決する「ゲストハウス」を運営! クラウドファンディングで応援しよう!

合同会社ええんちゃうのメンバー

今回は、小樽商科大学でマーケティングを専門に学ぶ学生が設立した「合同会社ええんちゃう」の代表、石川さんにお話をお伺いしました。

 

「われらが教授の言葉がバイタリティの源。社名に掲げることに」社名の由来は、彼らが所属するゼミの教授の口癖「ええんちゃう」。学んだことを机上の論理だけに留めず、知識と技術をもとに行動を起こそうと背中を押してくれるこの言葉は、勤勉かつ慎重な性質ゆえに、何か新しいことに挑戦することを躊躇しがちな日本人の心理的ハードルを取り払ってくれるといいます。考えすぎて迷ってないで、とりあえず行動に起こすバイタリティを、皆に与えてくれる魔法の言葉です。まさに、ゼミ活動の一環として起業した会社名にふさわしいネーミングです。

専門知識を活かして、小樽の課題解決をしよう

打ち合わせ風景

では、「ええんちゃう」の主な事業はなんでしょうか。

マーケティングの知識を活かして、小樽が抱える課題を解決するというのがミッションです。中でも、三つの問題に着目しました。

 

一つ目は、「空き家問題」。

小樽市が平成25年に調査によると、市内の空き家率は17.2%で、全国平均13.5%を大きく上回っています。住宅地から人が減少し、小樽市全体の活気が失われつつあります。空き家を利用した事業の企画などが求められられています。

 

二つ目は、「超高齢化」。

小樽市は高齢化率38%と、少子高齢化が加速しています。小樽在住または通学、通勤する若者たちが、いまこそ進んで地域のために何ができるか、問われる時代にきています。

 

三つめは、「観光地と居住地の乖離」。

小樽市は言わずと知れた北海道を代表する観光地で、日本国内のみならず全世界から一度は訪れたい憧れの街というイメージは確立しています。しかし、観光客でにぎわう地域は市内のごく限られた場所であり、地元住民の生活とはかけ離れた観光スポットでしかありません。小樽市民もなぜか、観光地は自分の生活とはかかわりのないものという無関心さが感じられます。

そこで、小樽を訪れる観光客に、地域の魅力をもっと知ってもらいたい。そして、地元住民には、せっかく小樽に立ち寄った観光客ともっと交流し、この街の住民である誇りとおもてなしの精神をもって、地元に居ながらにしてグローバルな関係性を築ける立場にいることをもっと活かしてほしい。相互に交流する機会を持ってほしいというのが願いです。

地域課題解決のための新規事業・地域住民参加型ゲストハウス

ゲストハウス「順風満帆」

主な事業として、小樽市が抱える社会課題解決の一助となるため、「地元とつなぐ」をコンセプトに、ゲストハウスを運営します。

宿の名称は「順風満帆」。あえて住宅地にある空き家をリノベーションし、学生主体で観光客と地元住民が交流することができる家のような宿を目指します。最大宿泊可能人数は20名で、スタッフが常駐します。宿泊予約はインターネットの予約サイトから、オープン後は電話での受付も開始予定です。

 

5部屋のうち和室が2部屋あり、ベッドではなく布団を敷いて、外国人観光客に日本の日常生活を体験できるようにします。平均的な宿泊料金は一泊2800円とリーズナブルに設定しています。

ただの宿泊施設ではなく、一年を通して地元住民が集えるようなイベントを随時企画し、観光客には市民の季節に応じた生活を体験できるアクティビティとして、地域と触れ合える機会を設けます。

地元住民にとっては、小樽の魅力を再発見し、ここに居ながらにして異文化を感じることができます。

表面上の観光地・小樽を通り過ぎてしまうだけではない、深い関わりをもった他にはないサービスを提供できます。

 

学生が企画運営するゲストハウスをクラウドファウンディングで応援してください

布団を敷いて寝る日本ならではのスタイル

夏は庭でバーベキューなど地域の方々とつながるイベントを計画しています

3月8日のグランドオープンに向けて、開業資金準備のためのクラウドファウンティングを実施中です。

プロジェクトを支援していただいたリターンとして、オープニングパーティーへの招待、宿泊招待などをご用意しています。

 

小樽商大OBをはじめ、多くの方にご支援をいただいていますが、目標額120万円まであと一歩です。2月22日まで募集していますので、ぜひ皆様のご支援をお願いいたします。クラウドファウンティング参加方法「Readyfor」にて「小樽 ゲストハウス」と検索してください。

詳細はこちらから。

まいぷれ編集部より

年間を通して観光客が多く訪れる小樽

われらが小樽の若き頭脳が集まる小樽商大生が率先して、小樽の抱える課題解決に向けて一歩を踏み出すとあって、大変頼もしく思えました。

 

地元住民の一人として、ぜひ今後もゲストハウス事業においてのイベントへの参加をしたいと思いましたし、関心のある観光客の皆様にぜひ知っていただきたいと感じました。プロジェクトの成功を、心から応援しています!

 

ゲストハウス順風満帆 基本情報

外国人観光客を中心に、リアルな日本・小樽を体験していただき、地元と観光客をつなぐ存在を目指します。

・事業内容   ゲストハウス

・プレオープン 2019年3月1日(金)

・オープン   2019年3月8日(金)

・所在地    〒047-0034 北海道小樽市緑1丁目21-21

・運営     合同会社ええんちゃう 代表取締役 石川湧也

・問い合わせ先 電話 080-1889-7793(北川琴音) メール inozemi.gh@gmail.com

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